2018年今年の梅仕事。(梅シロップ・梅しょうゆ・梅の甘露煮)

皆さんこんばんは。


ここのところ6月の下旬という割には涼しくて、いつ暑くなるのかな〜なんて考えていましたが、やっと夏らしい暑さになってきましたね。

とりあえずは、今日は洗濯物がカラッと乾いて嬉しいです。
(旦那の名誉のために言っておくが、洗濯物を干して&取り入れて&たたんでくれたのは旦那である。しっかり働いた上に家事をたくさんやってくれる素晴らしい旦那様なのである。皆さんもっと崇めるように)

さて、今回は今年の梅仕事(=梅を使っていろいろ仕込むこと?)について書き留めておきたいと思います。



梅を仕入れる。


さてさて、6月上旬になるとなんとなく、梅を仕入れて何か梅仕事らしきことをしなければならないような気がしてきます。


なんかこう、「毎年梅仕事やってるぜ」オーラ出していますが、正直ここ数年の話ですけどね。こう、生活に多少余裕があるからできることではあります。

『梅仕事』っていうのもさ、数年前会社の先輩と話していて聞いたときは「???」となったものです。単語を知らなかった。そう言えば紫蘇シロップをおすそ分け頂いたのもその先輩で、思い返せばいろいろな方に影響を受けてるものなんだなあ…。


さて、話は戻りましてそんなわけで、6月の初め頃、その他行きたい場所もあったため、和歌山県に梅を買い出しに出掛けたわけです。

和歌山県北部は割合うちからアクセスも良いこともあり、梅の時期や柿の時期には買い出しがてら出掛けることが多いです。最近は専らかつらぎ町とか紀の川市に。


で、お気に入りの直売所、「ふうの丘」(参考:ファーマーズマーケット紀ノ川 ふうの丘 – ホーム | Facebook)でこちらを購入。


古城梅


これね、和歌山方面に行くとよく見る「古城」っていう品種の梅。「こじょう」ではなくて「ごじろ」と読むらしい。

南高梅よりも近所では値段が安いので、味の違いは正直良く分からないけど普通に美味しそうだし買ってみる。

少し粒が小さめではあるけど構わないし、1kgで税込300円だとお手頃で助かります。







作るものを決める。


さて、んでこの梅で何を作るかなんだけど、


1つは甘露煮!!


甘露煮ね、去年適当に煮込めばいいんでしょ的に作ってみたら良く分からないものが出来てしまったので、今年はきちんと作りたい!!


あとは定番の梅酒は、去年作ったものがまだまだ残ってて、うちは正直私も旦那ももうお酒を飲まなくなってるのでこれ以上はいらないかなということでパス。


梅シロップはなあ…去年作って悪くはなかったんだけど、正直シロップが出た後の梅の処分に困るんだよな。

食べれるものを捨てるのは好きじゃないんだけど、去年は残りの梅をジャムにしてみたけど正直あんま美味しくなかった。

まあでも、無難ではあるから一応作っとくかな…的に今回も作ります。


後はなんか面白いものないかな〜と考えて、以前梅仕事系の本でも見たことのあった、梅しょうゆを作ることに!(作るっていうか梅にしょうゆ注ぐだけなんだが)

漬かった梅も食べられるらしいので、そういう無駄が出なさそうなところがいいよね。


ちなみに作り方は、主にこちら(梅のある生活|梅仕事)を参考にしています。特に梅の甘露煮について。







梅シロップを作る。


まずは去年も作った梅シロップ。

私は洗ってヘタを取った梅を一晩冷凍して、氷砂糖と一緒に入れる方法で作っています。
今年は氷砂糖が微妙に足りなかったのできび砂糖も追加。あと、なんとなく少し酢も入れてみました。


梅シロップ初期

仕込んだ後。梅が凍っているため瓶の外側に水滴が付いてくるので布巾を敷いています。


梅シロップメモ

作成時メモ。見て分かるように適当です(^^;)
適当にやっても食べられるものは適当に作る!極意じゃ!


一応文字に起こしておくと、

冷凍した梅 袋ごとで606g
氷砂糖 袋ごと 434g
きび砂糖 てきとう 50gくらい?
タマノイこくもつす 2ドボくらい

「ドボ」と言う新しい単位を生み出してしまった。分かるでしょほら、2ドボ。


で、もう17日ほど経った今日、完成として梅を取り出して、シロップは加熱したのち別の瓶に移し冷蔵庫にしまいました。


梅シロップ完成

完成時写真


加熱しないとどうもエグみというか、もしかすると青梅に含まれると言う毒かもしれないけど、ちょっと口に残る変な味がする気がする。

でも加熱すると美味しいシロップになったので冷まして冷蔵庫へ。


でもなあ〜〜
やっぱり残った梅が美味しく食べられないのよ…。


今回砂糖をたっぷり入れて甘露煮っぽくなるかと思ってやってみたけど、どうも美味しさが抜けてると言うか、なんか何とも言えない美味しくなさなのよね…。

とりあえずジャムもどきにしてしまってケーキとかに混ぜ込もうかしら。







梅しょうゆを作る。


さて、梅しょうゆは簡単です。梅にしょうゆをかけるだけぇ!!


梅しょうゆメモ

作成時メモ


梅しょうゆ

仕込んだ様子


梅シロップとしょうゆ

梅シロップと並んだ様子


まあ何だ、梅にしょうゆをかけて置いておくだけなのですが、作り方を見ると、

「梅の頭が出ないようにガーゼを乗せておく」

ってあります。


いやガーゼ持っていないし…


いるかな?緊急時にガーゼいるかな?とりあえずうちには無いのでクッキングシートで代用しようとしたのですが、

いや違う。これ汁吸わないから意味ない。

ガーゼのような染み込むタイプの布で、梅の頭にもしょうゆ成分を浸透させるのが目的なわけですからクッキングシートはなんか違う。

そんでいろいろ検索した中でコレだ!と思ったのがお茶パックすごいよお茶パック万能だよ。

お茶パックを2〜3枚梅の上に乗せればあら不思議、ガーゼもどきになりましたよ!


…そんなわけで、こちらはまだ漬けている最中で味見しておりません。とりあえず腐敗が怖いので冷蔵庫に入れております。







青梅の甘露煮を作る。


ハイ。来ましたボス。これめっちゃヤバい。めっちゃ神経使う。大ボス


まず針でつついて梅に穴を空けるってんで、針にアルコールかけた後ちまちま作業…地味…。

んで『鍋に梅を入れて、かぶる程度に水、手でゆっくり混ぜながら茹でる、50度くらいになったら水を捨てる』を2〜3回繰り返す!


梅加熱中

いや、手で混ぜながら茹でることも普段無いし、そもそも手で50度を測定することないから怖いし気を遣う。え?温度計?そんなものうちにはございませんよ…。


で、水気を切った後、また鍋に梅を並べ、砂糖を少しずつ入れ弱火で煮込む(詳しい作り方は参考にした「青梅の甘露煮 作り方」を見てくれ)。


加熱中梅

色が変わってきたで!大丈夫なんかな、ドキドキ


甘露煮煮込み中


これ、また梅の上にガーゼを乗せると書かれていたけどやっぱりガーゼは持ってないのでクッキングシートで代用したけど、まあガーゼのほうがいいんだろうねえ…。
梅しょうゆと同じくお茶パックでも代用はできそうだけど、お茶パック小さいからやり辛そう…。


んで煮込んだ後冷まして、容器に移す、と…。


梅甘露煮出来上がり


おお!!

破れまくってる(泣)!!


…ま、弱火で梅を煮込む時、「これじゃ弱過ぎるかな〜もう少し火強めてみようかな〜」とかやっちゃったのが敗因か、はたまた最初の加熱が少なかったか…。

ま、まあ家庭用だから…これが和菓子屋さんとかだったら先輩にめっちゃ怒られそうだが、食べたら一緒のはずだから…。


で、シロップを注ぎ入れてガーゼならぬお茶パックを乗せ、

梅甘露煮


冷蔵庫で数日置くとこんな感じになる。


甘露煮アップ


注:破れてる


でもお味は…。


…美味い!!


なんと言いますかね、上品で甘いのに後味がすっとしていて、これは夏の暑い時期に食べると超美味しい、大人の夏のお菓子ですよ!!

甘露煮は手間はかかるけど、その分美味しくて、シロップも美味しく頂けるし気に入ったなあ。


ちなみに材料をメモしておきます。

・青梅 袋ごとで350g
・上白糖 280g
・(煮込む用の) 水 588cc

上白糖はこの甘露煮のためだけに買いました。凄い量だったので甘くなるかと思いきや、上品な甘さでびっくり。それだけ梅の酸味が強いのか。







感想とまとめ。


今回、1kgの青梅を購入し、梅シロップ・梅しょうゆ・梅の甘露煮を作成したわけですが、ダントツで気に入ったのが「梅の甘露煮」!!(梅しょうゆはまだ食べてないけど…。)

梅シロップは作るのは簡単だけど、漬けた後の梅が美味しく食べられないのに対して、甘露煮は梅が美味しいし、残った汁が梅シロップっぽくなるんだよね。

食材は余すところ無く使いたい派の私としては断然甘露煮!今後青梅は基本甘露煮にして行きたいと思います。ただ保存容器が…1kg分の梅を入れる容器は新たに買わないといけないかもしれないけど…。


今後の梅仕事ですが、梅と言えば…というわけでまだ一度も作ったことが無いのが実は梅干しなのよねえ…。

人として人生に一度くらいは梅干しを作らなければならないと感じています。来年以降チャレンジしたいと思います。今回のオススメは甘露煮でした!!


ではでは



おまけ:今日漬けたすもも酢 色がきれいでいいですなあ〜。わくわく。

すもも酢







※追記※


・すもも酢は、酢本体はまあこんなもんかな〜って感じなんだけど、漬けたすももが甘酸っぱくてめっちゃ美味しくなった!

・梅しょうゆは酸味が少しする薄めの醤油って感じで、食欲の無いときなどに良いかも。

・甘露煮に乗せたお茶パック、しばらく放置してたらお茶パック部分だけカビが生えてきた…Σ( ̄ロ ̄;)
お茶パックを乗せるなら、一緒に煮込んで煮沸消毒された状態が良いのかも……皆様ご注意下さい。