「大阪市立阿倍野防災センター」で防災体験・災害体験や巨大地震の揺れを体験して来た感想。
皆様こんにちは。
大変ご無沙汰しております…。
いや、別に何かあったわけじゃないんだけど、ぷち自営のお仕事が立て込んでいるとこうなります。いや、立て込むっていうか一件でも入るとこうなります。まあそんなペースでやっているブログということで…。
さて、今回はかなり面白くて、書きたかった「大阪市立阿倍野防災センター」での防災体験について!!
これめっちゃおもろかったで〜!!おすすめ!!
※※※この記事は平成30年6月時点での体験内容となります。平成30年9月1日(土)以降、改装等により体験内容が変更になっていると思われるのでご注意下さい。※※※
少し前になるけど、最大震度6弱を記録した大阪北部地震があったよね。
あれ、幸いなことに河内長野では震度3で、家の中も近所でも特に被害はなかったんだけど、あのとき改めて思った。
「うわ、地震ってやっぱ怖いな」と。
で、私も旦那も実は大型地震をこれまで体験したことが無く、こちらの方で一番大きな地震だった「阪神・淡路大震災」でも、私は岡山住まい、旦那は大阪市内で結局同じ震度4だったの。
「いやでも地震怖いとかいうけどさ、実際のところ凄い地震ってのがどのくらいの揺れか分かっていないし、突然巨大地震が来た時にうちら、冷静に対処出来るんだかなあ…?」
…と旦那と話していたときに、ふと思い出しました。
そう言えば、以前テレビで「阿倍野防災センター」ってとこで地震体験が出来るって言ってた!この機会にそこに行ってみよう!!
そう、これいつどんな番組だったかは忘れたんだけど、テレビで取り上げられてたのね。
いろいろと防災体験の出来る設備が整っており、私が一番気になる「震度7地震体験コーナー」の他にも、消火やら救出やら、応急救護やら、色々な体験が出来るようになっています。
そして素晴らしいのが 無料 なこと!!
どんな施設なのか、どんな感じなのか、正直サイトからはそこまで分からないんだけど、どうせ無料だし大したことなくてもガッカリすることもないかと、とりあえずは申し込んでみることにしました。
(大阪市の施設みたいだけど特に大阪市民でないと体験出来ないとかではないようです)
ちなみに防災体験なんだけど、いくつかコースがあって、全てをフルに体験できるコースA(約100分)から、約30分で終わるコースDまであるんだけど、ま、せっかく無料でしかもせっかく阿倍野まで出るんだから、コースAかな…?
(予約する際には『オススメは○コースです』とA以外のものを言われたような気がするが)
予約は電話で行い、途中「書類をFAXでなんとか」とか言われたのですが、FAXできる環境にないと言うとなんとかなりました。
ではさっそく施設に向かってみます。
うちの最寄りの河内長野駅から近鉄の大阪阿部野橋駅まで、乗り換えなしの1本で行けます。
電車で行って、旦那と2人ランチをいただき、
(※参考)
そのあとあべのキューズモールを抜ける感じで「大阪市立阿倍野防災センター」のある「あべのフォルサ」へ。
ちなみにこのあたり、やたらきれいな(妙に整備された感のある)建物が並ぶが、どうもこの「あべのフォルサ」も含め、巨額な損失を出した再開発が行われた地域らしい(『あべの○○←カタカナ』系の名前がそうらしい)。
ちなみに「あべのフォルサ」には、「阿倍野防災センター」の他に屋内プールなどもあり、また地域の防災拠点ともなっているらしく、非常時の飲料水・食糧・生活関連物資などがたくさん備蓄されているそうよ。
さて、建物に辿り着きました。
これは入り口の写真だけど、建物はめっちゃでっかい。さすが防災拠点。道路を越えて引かないとカメラに収められなさそうだったので入り口のみの写真で勘弁。
看板アップ
「阿倍野備蓄倉庫」とも書いてるわな。どこに保管されてるんだろう。
入ってすぐ横にはこういう円形のホールがありまして、なんか立派だけど何に使うスペースなんだろ。今は何も無いけど。(こういうのが巨額の損失につながってるんかな?)
1Fには特に人気もなく、「ちゃんと営業してるんかな〜」と思いつつエレベーターで施設のある3Fへ。
するとちゃんとありました。
施設もあるし人も結構いるよ。
受付で名前を言って手続きを済ませてから、防災体験が始まるまでうろうろします。
こんな風にいろいろな物が展示されていたり、人が多くて写真には撮れていないけど子供用の消防車みたいなのがあったり、年表みたいなのもあったかな?
ちなみにこれも入ってすぐのゾーンにあります。
「震度7地震体験コーナー」…。
これを実体験するのは一番最後になりますので、詳しくはそちらで説明します…。
で、しばらくすると係の人に呼ばれるので、同じ時間帯に体験する人で集合してツアースタートです。
これは参加する人数や当日の空き具合にもよるとは思うんだけど、おそらく少人数で参加すると他のグループと合同での参加になります。
私が参加した日は6月下旬の平日だったけど、思った以上に人は多かった。ちなみにお子さん達はいなかった。(一番若くても大学生くらい)
私の時は10人程度の女性グループと、私と旦那の2人と、あとは仕事関係で来てそうな男性1人。
で、まずは係のお姉さんの説明を受けまして
地震が発生したらこうするんだぜ!
その後ちょっとした映像を皆さんで見ます。
この映像内容についてだけは写真禁止みたいなので内容はヒミツ。
で、その後はまず、「火災発生防止コーナー」。
地震が発生した後、火災の発生を防ぐために何をすべきかという話ね。
倒れた冷蔵庫やら、突っ張り棒のおかげで倒れなかった食器棚などあります。
で、こちらの体験を終えますと、次は「煙中コーナー」!
煙がもくもくしている中を姿勢を低くして避難します!
煙がなかなかリアリティがあって(人体には害のないものらしいが)面白い!このあたりからなんだかワクワクしてきます。
お次は「初期消火コーナー」!
これ、消火器を使う訓練なんだけど、消火器からは粉が出ずに水が出る。で、その水を画面にきちんと当てると消火完了となるわけなんだけど、なかなか面白かった。
消火器ってさ、存在は知ってても使ったことなんてないやん。でも実際に消火器らしきものを持って使い方を学んで噴射すると、やっぱり良く分かるよね。使い方というものが。
いやー、こういう訓練もっとやるべきだよね。
で、話は飛ぶのだけどこの初期消火やら、ここからの防災体験は全て、かなりリアルに作られた「半壊後の町」の中で行われるんだけど、この町のクオリティが素晴らしい!!(さすが巨額を投じた再開発←コラコラ)
もう素晴らし過ぎて、この町を見るためだけに「阿倍野防災センター」に来てもいいってくらい!!
以下全て作られた町並み。これが建物の中にあるのがすごい…。
この細かい部分、例えば求人の紙とか、
「エルエール」などの名前や、
この半壊してる「はんかい荘」やらこだわりの町名表示やら…!!細かいところがたまらんです!超ハイクオリティ!!
これミニチュアちゃうからね。完全なる実物大だからね。(さすが巨額を投じた再開発←)
さて、話は戻りまして防災体験へ。
お次は119番通報コーナー。
これは電話コーナーを上から見たところ
救急の通報を電話で行う練習。自宅電話や公衆電話、携帯電話バージョンなどがあります。
これも様々な状況の画像を見ながら実際に番号などを押して電話するんだけど、ちゃんとデジタルの音声が応答してくれるの。
で、言い間違えたりすると電話が失敗となるので、しっかりはっきり喋る必要がある。こちらもなかなか面白い。普段救急に通報とかしないしさあ。
ただこのあたりの体験、時間の関係か人数の関係か、全員が体験出来なかったのが残念。
そして次は「消火コーナー」。
これ表札見た?火事になることを運命付けられた「かじ」さんのおうち…。
で、ここでは消防ポンプの使い方を学ぶんだけど、これは正直難しかったなあ…。
こういう風に、消防ポンプに番号が書いているので、もう書いてあるとおりになんとか動かす程度。原理やら仕組みやら何も分からないからここは仕方ないよね…。
こちらも数人での共同作業となります。体験できない人もいる。
そしてお次は「救出コーナー」。
崩れた家の中に入ると…
ちゃんと表札もある
人が挟まってる!!∑( ̄Д ̄;)
この人、助け出されてもまた次の防災体験のために棚の下に戻されるのでなかなかシュール。
複数の人達で協力しながら男性を助け出します。
救出方法
救助用機材
このあたりになると、度重なる防災訓練のおかげで、見知らぬ人同士でもなんだか連帯感が芽生えてきます。
で、今度は「応急救護コーナー」。
お姉さんの説明により、2人1組になって、身近にあるもので応急処置をする方法を学びます。
こんなもので応急処置
いやーこれも面白いわ〜〜!もっともっとこういう体験させて欲しいわ!タメになるわ〜!!
で、説明はされてないけど壁にいろいろと貼ってあったので写真を撮っておく。
いやー盛りだくさんで素晴らしいけど覚えきれないわ(汗) でも素晴らしい!面白い!!
※※※ここより地震の揺れの表現がありますので、苦手な方はお控え下さい。※※※
さあ…とうとう来ましたよラスボスが…。
これね
これ、私たちはツアーの最後に体験したけど、グループによっては最初に体験しているところもありました。空き状況によるのかな。
これ、身長120cm以下の人は参加出来ない、体調に不安のある方も参加をお勧めしない、他にも不安な方は不参加で結構です、というこう、事前説明の時点でも恐ろしそうなモノ。
私は一応これ目当てで来たので参加することにしましたが、私たちのグループの中でも2人ほどは参加を辞退していました。
いや、一応これ目当てだから乗るけどさ、私ジェットコースターもお化け屋敷も拒否反応を示す超ビビリなんですけど本当に大丈夫ですかねえ…(滝汗)
しかも「怪我等は責任を持ちません」とか言ってるんだけど…?
で、機械の上に乗ると、「棒をきちんと持って下さい、膝を打たないようにうんぬんかんぬん」とか言われてさらに恐怖倍増。
とりあえず、「阪神大震災」と「南海トラフ地震(予想)」の2パターンを体験出来るそうです。ひゃー…。
で、ドアがガチャリと閉められ、機械がウィーーンと上に持ち上がり、地震の波形が表示され……。
(怖い怖い怖い………うひゃーーーー!!!)
ガクンっ!!ガタガタガタガタっガタガタガタガタ!!
「うわあ何これマジ怖いうそっこれちょっといつ終わるのマジ怖いって◎△$♪×¥○&%#?!!!!!」 ←実際にずっと声に出してる
で、なんとか「阪神大震災」を終えた後、おそらく余りにもうるさい私に係のお姉さんが「大丈夫ですか?」と聞いてきましたが、一応?大丈夫??なのでお次も体験しておきます。(怖さを紛らわすために声を出したくなるようで…汗)
お次は南海トラフ地震…
……
ガタンッ!ガタンッ!ガタガタガタガタ…「うわっ!!◎△$マジ無理♪×¥○ちょっとこれ&%#!!○▼※マジで△☆▲※◎!!○&もう無理だって%#!!◎△いやマジで$♪いつ終わんのこれ!!!」
………
……ああ…死ぬかと思った…。
機械の揺れも収まり、ドアが開いて機械から降りて、体験ツアーは終了です。
……ああ…死ぬかと思った…。←しばらく放心状態。
ほんと怖かったですが(←ビビリ)、体験出来て良かったとは思います。どんな揺れか想定出来るもんね。
ただ、阪神大震災と南海トラフ地震、阪神大震災は震度7、南海トラフ地震は震度6弱以上とのことで、ぱっと見阪神大震災のほうがキツそうに見えるのですが、体感としては南海トラフの方がキツかった。メンタルやられた。
阪神大震災は縦型らしく、一発「ガクンッ」と来たあとは弱まって行く感じなのですが、南海トラフはなんと振動時間64秒…。
横型の大きめの揺れが何度もガクンガクン来て、しかも1分超えの振動時間、もう正直機械の振動でも「いつまで続くの〜もう勘弁してくれ〜〜」となります。これが心の準備の出来ていない本物の地震だったら、考えるのも恐ろしい…。
ちなみにすぐに動き出す気力が無く、別の団体の方が震度7地震体験を行うのをボーッと見ていたのですが、皆さん声1つ上げず大変お静かに体験されていたのですが…なんでだよ、「うぉっ」くらい言うでしょ…言わないものなのかしら…。
あと、体が緊張していたのか、帰宅後めっちゃ疲労感に襲われました…。
いや、大阪市立阿倍野防災センター、
めちゃめちゃ面白かったです。
これが 無料 で体験出来るとか信じられない。1回1,000円とか取られても全然高くないと感じます。
とにかく防災体験、全体を通してクオリティが高い!すごく良く練られた防災体験施設となっており、皆さん機会があればぜひぜひ体験して欲しいです。この施設を体験せずに放っておくなんて勿体無い。
まあ平日でもそれなりに人は居ましたし、空いているってわけでもないと思うのですが…。
ちなみに、うちでは副次効果として、旦那が突然防災意識に目覚めました!!
うち、旦那は私が防災用品などを用意していても「そんなんせんでもええやろ、地震なんてこーへんよ」みたいなタイプだったのですが、突然この施設体験後から「地震って本当に怖いんやな!!」とキャラが変わった!!
なのでご家族のうち、余り防災意識の無い方が居ればその方を引っ張って行くのもいいかもしれません(^^;)
とにかくここまでリアルに、しかも無料で、大人が防災体験のできる施設はないと思いますので、一度は皆様行ってみて欲しい!マジでオススメです!!宜しくお願いします!!(謎)
ではでは
大変ご無沙汰しております…。
いや、別に何かあったわけじゃないんだけど、ぷち自営のお仕事が立て込んでいるとこうなります。いや、立て込むっていうか一件でも入るとこうなります。まあそんなペースでやっているブログということで…。
さて、今回はかなり面白くて、書きたかった「大阪市立阿倍野防災センター」での防災体験について!!
これめっちゃおもろかったで〜!!おすすめ!!
※※※この記事は平成30年6月時点での体験内容となります。平成30年9月1日(土)以降、改装等により体験内容が変更になっていると思われるのでご注意下さい。※※※
目次 ※以下の記事には、広告•プロモーションが含まれます。
突然の巨大地震に耐えられるのか。
少し前になるけど、最大震度6弱を記録した大阪北部地震があったよね。
あれ、幸いなことに河内長野では震度3で、家の中も近所でも特に被害はなかったんだけど、あのとき改めて思った。
「うわ、地震ってやっぱ怖いな」と。
で、私も旦那も実は大型地震をこれまで体験したことが無く、こちらの方で一番大きな地震だった「阪神・淡路大震災」でも、私は岡山住まい、旦那は大阪市内で結局同じ震度4だったの。
「いやでも地震怖いとかいうけどさ、実際のところ凄い地震ってのがどのくらいの揺れか分かっていないし、突然巨大地震が来た時にうちら、冷静に対処出来るんだかなあ…?」
…と旦那と話していたときに、ふと思い出しました。
そう言えば、以前テレビで「阿倍野防災センター」ってとこで地震体験が出来るって言ってた!この機会にそこに行ってみよう!!
「大阪市立阿倍野防災センター」について。
そう、これいつどんな番組だったかは忘れたんだけど、テレビで取り上げられてたのね。
いろいろと防災体験の出来る設備が整っており、私が一番気になる「震度7地震体験コーナー」の他にも、消火やら救出やら、応急救護やら、色々な体験が出来るようになっています。
そして素晴らしいのが 無料 なこと!!
どんな施設なのか、どんな感じなのか、正直サイトからはそこまで分からないんだけど、どうせ無料だし大したことなくてもガッカリすることもないかと、とりあえずは申し込んでみることにしました。
(大阪市の施設みたいだけど特に大阪市民でないと体験出来ないとかではないようです)
ちなみに防災体験なんだけど、いくつかコースがあって、全てをフルに体験できるコースA(約100分)から、約30分で終わるコースDまであるんだけど、ま、せっかく無料でしかもせっかく阿倍野まで出るんだから、コースAかな…?
(予約する際には『オススメは○コースです』とA以外のものを言われたような気がするが)
予約は電話で行い、途中「書類をFAXでなんとか」とか言われたのですが、FAXできる環境にないと言うとなんとかなりました。
ではさっそく施設に向かってみます。
施設のようす。
うちの最寄りの河内長野駅から近鉄の大阪阿部野橋駅まで、乗り換えなしの1本で行けます。
電車で行って、旦那と2人ランチをいただき、
(※参考)
ランチに居酒屋風に食べたくて、あべのルシアスB1Fの「恵美寿屋」というところへ。立ち呑み系の雰囲気が好きだが飲めないのでウーロン茶(^^;)味は全般的に悪くはないが、驚くほどの美味しさでもないか。しかし2人3,150円なので安いのは間違いない。接客も良い。椅子あるよ。 #ルシアス #恵美寿屋 pic.twitter.com/a3AKgDqJXE
— 余傳 典子 (@yoden_noriko) 2018年7月13日
そのあとあべのキューズモールを抜ける感じで「大阪市立阿倍野防災センター」のある「あべのフォルサ」へ。
ちなみにこのあたり、やたらきれいな(妙に整備された感のある)建物が並ぶが、どうもこの「あべのフォルサ」も含め、巨額な損失を出した再開発が行われた地域らしい(『あべの○○←カタカナ』系の名前がそうらしい)。
ちなみに「あべのフォルサ」には、「阿倍野防災センター」の他に屋内プールなどもあり、また地域の防災拠点ともなっているらしく、非常時の飲料水・食糧・生活関連物資などがたくさん備蓄されているそうよ。
さて、建物に辿り着きました。
これは入り口の写真だけど、建物はめっちゃでっかい。さすが防災拠点。道路を越えて引かないとカメラに収められなさそうだったので入り口のみの写真で勘弁。
看板アップ
「阿倍野備蓄倉庫」とも書いてるわな。どこに保管されてるんだろう。
入ってすぐ横にはこういう円形のホールがありまして、なんか立派だけど何に使うスペースなんだろ。今は何も無いけど。(こういうのが巨額の損失につながってるんかな?)
1Fには特に人気もなく、「ちゃんと営業してるんかな〜」と思いつつエレベーターで施設のある3Fへ。
するとちゃんとありました。
施設もあるし人も結構いるよ。
受付で名前を言って手続きを済ませてから、防災体験が始まるまでうろうろします。
こんな風にいろいろな物が展示されていたり、人が多くて写真には撮れていないけど子供用の消防車みたいなのがあったり、年表みたいなのもあったかな?
ちなみにこれも入ってすぐのゾーンにあります。
「震度7地震体験コーナー」…。
これを実体験するのは一番最後になりますので、詳しくはそちらで説明します…。
で、しばらくすると係の人に呼ばれるので、同じ時間帯に体験する人で集合してツアースタートです。
防災体験・災害体験のようす。
これは参加する人数や当日の空き具合にもよるとは思うんだけど、おそらく少人数で参加すると他のグループと合同での参加になります。
私が参加した日は6月下旬の平日だったけど、思った以上に人は多かった。ちなみにお子さん達はいなかった。(一番若くても大学生くらい)
私の時は10人程度の女性グループと、私と旦那の2人と、あとは仕事関係で来てそうな男性1人。
で、まずは係のお姉さんの説明を受けまして
地震が発生したらこうするんだぜ!
その後ちょっとした映像を皆さんで見ます。
この映像内容についてだけは写真禁止みたいなので内容はヒミツ。
で、その後はまず、「火災発生防止コーナー」。
地震が発生した後、火災の発生を防ぐために何をすべきかという話ね。
倒れた冷蔵庫やら、突っ張り棒のおかげで倒れなかった食器棚などあります。
で、こちらの体験を終えますと、次は「煙中コーナー」!
煙がもくもくしている中を姿勢を低くして避難します!
煙がなかなかリアリティがあって(人体には害のないものらしいが)面白い!このあたりからなんだかワクワクしてきます。
お次は「初期消火コーナー」!
これ、消火器を使う訓練なんだけど、消火器からは粉が出ずに水が出る。で、その水を画面にきちんと当てると消火完了となるわけなんだけど、なかなか面白かった。
消火器ってさ、存在は知ってても使ったことなんてないやん。でも実際に消火器らしきものを持って使い方を学んで噴射すると、やっぱり良く分かるよね。使い方というものが。
いやー、こういう訓練もっとやるべきだよね。
で、話は飛ぶのだけどこの初期消火やら、ここからの防災体験は全て、かなりリアルに作られた「半壊後の町」の中で行われるんだけど、この町のクオリティが素晴らしい!!(さすが巨額を投じた再開発←コラコラ)
もう素晴らし過ぎて、この町を見るためだけに「阿倍野防災センター」に来てもいいってくらい!!
以下全て作られた町並み。これが建物の中にあるのがすごい…。
この細かい部分、例えば求人の紙とか、
「エルエール」などの名前や、
この半壊してる「はんかい荘」やらこだわりの町名表示やら…!!細かいところがたまらんです!超ハイクオリティ!!
これミニチュアちゃうからね。完全なる実物大だからね。(さすが巨額を投じた再開発←)
さて、話は戻りまして防災体験へ。
お次は119番通報コーナー。
これは電話コーナーを上から見たところ
救急の通報を電話で行う練習。自宅電話や公衆電話、携帯電話バージョンなどがあります。
これも様々な状況の画像を見ながら実際に番号などを押して電話するんだけど、ちゃんとデジタルの音声が応答してくれるの。
で、言い間違えたりすると電話が失敗となるので、しっかりはっきり喋る必要がある。こちらもなかなか面白い。普段救急に通報とかしないしさあ。
ただこのあたりの体験、時間の関係か人数の関係か、全員が体験出来なかったのが残念。
そして次は「消火コーナー」。
これ表札見た?火事になることを運命付けられた「かじ」さんのおうち…。
で、ここでは消防ポンプの使い方を学ぶんだけど、これは正直難しかったなあ…。
こういう風に、消防ポンプに番号が書いているので、もう書いてあるとおりになんとか動かす程度。原理やら仕組みやら何も分からないからここは仕方ないよね…。
こちらも数人での共同作業となります。体験できない人もいる。
そしてお次は「救出コーナー」。
崩れた家の中に入ると…
ちゃんと表札もある
人が挟まってる!!∑( ̄Д ̄;)
この人、助け出されてもまた次の防災体験のために棚の下に戻されるのでなかなかシュール。
複数の人達で協力しながら男性を助け出します。
救出方法
救助用機材
このあたりになると、度重なる防災訓練のおかげで、見知らぬ人同士でもなんだか連帯感が芽生えてきます。
で、今度は「応急救護コーナー」。
お姉さんの説明により、2人1組になって、身近にあるもので応急処置をする方法を学びます。
こんなもので応急処置
いやーこれも面白いわ〜〜!もっともっとこういう体験させて欲しいわ!タメになるわ〜!!
で、説明はされてないけど壁にいろいろと貼ってあったので写真を撮っておく。
いやー盛りだくさんで素晴らしいけど覚えきれないわ(汗) でも素晴らしい!面白い!!
震度7地震体験コーナー。
※※※ここより地震の揺れの表現がありますので、苦手な方はお控え下さい。※※※
さあ…とうとう来ましたよラスボスが…。
これね
これ、私たちはツアーの最後に体験したけど、グループによっては最初に体験しているところもありました。空き状況によるのかな。
これ、身長120cm以下の人は参加出来ない、体調に不安のある方も参加をお勧めしない、他にも不安な方は不参加で結構です、というこう、事前説明の時点でも恐ろしそうなモノ。
私は一応これ目当てで来たので参加することにしましたが、私たちのグループの中でも2人ほどは参加を辞退していました。
いや、一応これ目当てだから乗るけどさ、私ジェットコースターもお化け屋敷も拒否反応を示す超ビビリなんですけど本当に大丈夫ですかねえ…(滝汗)
しかも「怪我等は責任を持ちません」とか言ってるんだけど…?
で、機械の上に乗ると、「棒をきちんと持って下さい、膝を打たないようにうんぬんかんぬん」とか言われてさらに恐怖倍増。
とりあえず、「阪神大震災」と「南海トラフ地震(予想)」の2パターンを体験出来るそうです。ひゃー…。
で、ドアがガチャリと閉められ、機械がウィーーンと上に持ち上がり、地震の波形が表示され……。
(怖い怖い怖い………うひゃーーーー!!!)
ガクンっ!!ガタガタガタガタっガタガタガタガタ!!
「うわあ何これマジ怖いうそっこれちょっといつ終わるのマジ怖いって◎△$♪×¥○&%#?!!!!!」 ←実際にずっと声に出してる
で、なんとか「阪神大震災」を終えた後、おそらく余りにもうるさい私に係のお姉さんが「大丈夫ですか?」と聞いてきましたが、一応?大丈夫??なのでお次も体験しておきます。(怖さを紛らわすために声を出したくなるようで…汗)
お次は南海トラフ地震…
……
ガタンッ!ガタンッ!ガタガタガタガタ…「うわっ!!◎△$マジ無理♪×¥○ちょっとこれ&%#!!○▼※マジで△☆▲※◎!!○&もう無理だって%#!!◎△いやマジで$♪いつ終わんのこれ!!!」
………
……ああ…死ぬかと思った…。
機械の揺れも収まり、ドアが開いて機械から降りて、体験ツアーは終了です。
……ああ…死ぬかと思った…。←しばらく放心状態。
ほんと怖かったですが(←ビビリ)、体験出来て良かったとは思います。どんな揺れか想定出来るもんね。
ただ、阪神大震災と南海トラフ地震、阪神大震災は震度7、南海トラフ地震は震度6弱以上とのことで、ぱっと見阪神大震災のほうがキツそうに見えるのですが、体感としては南海トラフの方がキツかった。メンタルやられた。
阪神大震災は縦型らしく、一発「ガクンッ」と来たあとは弱まって行く感じなのですが、南海トラフはなんと振動時間64秒…。
横型の大きめの揺れが何度もガクンガクン来て、しかも1分超えの振動時間、もう正直機械の振動でも「いつまで続くの〜もう勘弁してくれ〜〜」となります。これが心の準備の出来ていない本物の地震だったら、考えるのも恐ろしい…。
ちなみにすぐに動き出す気力が無く、別の団体の方が震度7地震体験を行うのをボーッと見ていたのですが、皆さん声1つ上げず大変お静かに体験されていたのですが…なんでだよ、「うぉっ」くらい言うでしょ…言わないものなのかしら…。
あと、体が緊張していたのか、帰宅後めっちゃ疲労感に襲われました…。
まとめ。
いや、大阪市立阿倍野防災センター、
めちゃめちゃ面白かったです。
これが 無料 で体験出来るとか信じられない。1回1,000円とか取られても全然高くないと感じます。
とにかく防災体験、全体を通してクオリティが高い!すごく良く練られた防災体験施設となっており、皆さん機会があればぜひぜひ体験して欲しいです。この施設を体験せずに放っておくなんて勿体無い。
まあ平日でもそれなりに人は居ましたし、空いているってわけでもないと思うのですが…。
ちなみに、うちでは副次効果として、旦那が突然防災意識に目覚めました!!
うち、旦那は私が防災用品などを用意していても「そんなんせんでもええやろ、地震なんてこーへんよ」みたいなタイプだったのですが、突然この施設体験後から「地震って本当に怖いんやな!!」とキャラが変わった!!
なのでご家族のうち、余り防災意識の無い方が居ればその方を引っ張って行くのもいいかもしれません(^^;)
とにかくここまでリアルに、しかも無料で、大人が防災体験のできる施設はないと思いますので、一度は皆様行ってみて欲しい!マジでオススメです!!宜しくお願いします!!(謎)
ではでは