『近鉄週末フリーパス伊勢志摩名古屋旅』その4:伊勢市河崎にある「伊勢ゲストハウス紬舎(つむぎや)」に宿泊した感想。

皆様こんばんは。


さっそく本日も旅行記の続きを。


今回のメインは宿泊したゲストハウスの話だよん。



宿に行くまでの旅の流れ。


さてさて、ゲストハウスの話に移る前に、旅の流れを書いておきます。


前回記事で、鵜方という駅近辺で「松阪牛」&「うなぎ」を楽しんだところまで書いたと思いますが、

そこからまた電車に乗り、鳥羽で下車。

ここではこの日は観光はせずに、駅からほど近い「鳥羽マルシェ」というところで、翌日の朝食用の野菜や果物の買い出しと(朝には結局いちごを食べた)、それから翌日の昼食もここで頂こうと思っていたのでその下見をします。

野菜も果物も安くて鮮度も良くていい感じ。レストランも雰囲気良さそうなので予約をして鳥羽を離れます。


このあたり電車の本数少なくて(1時間に2本くらいかな)、先に電車の時間を見て移動しないと、えらいロスタイムが発生してしまう…。


そして伊勢市駅に到着。

とりあえずはせっかく伊勢にきたので、伊勢神宮の外宮にお参り。

以前私が1人で行ったときと同じく、やっぱり高台にある「多賀宮」だけはお参りせずにスルーしてしまった…すみません…。


そしてそこから宿方面に向かっていると、


クラシックカー


ん?


クラシックカー


??


クラシックカー


「La Festa Primavera 2018」というイベントに偶然かち合ったようだ。

なんか良く分からないがクラシックカーが走って行った。なんだこりゃ。



そして、宿近くのスーパーにも寄ってみました。

「ぎゅーとら」という、伊勢中心に店舗を展開するスーパーみたいなんだけど、当然のように伊勢うどんが売っていて、これを本当は食べたかった!食べるタイミングがなかった!

これは今度伊勢に行った時には、ぜひ味わってみたいです。実はまだ伊勢うどん食べたことないの。







ゲストハウスについて。


ところで宿の話に入る前に、私とゲストハウスとの関わりについて話しておきます。


そう、実は昔、私バックパッカー(Wikipediaより:低予算で国外を個人旅行する旅行者のこと)をやっていて…


ってそんなわけあるかい!!!


まあ最近の旅行は、IKEAで買った「バックパック」という軽いリュックで行っているのである意味バックパッカーかもしれないが…。


ゲストハウスですね、実は初めて泊まったのはつい最近でして。


いつかと言うとそれは、去年、2017年の私の愛する(?)横浜DeNAベイスターズがCSファイナルに出場したじゃないですか。

律儀なファンの私は、一応日本シリーズとCSにはいつでも対応できるように、事前に仕事にちょこちょこ休みを入れていたのですが、

CSファイナル出場が決まる→そうだ、広島行こう!となってから、一体どうすれば安く行けるのか、かなり頭を悩ませました。


交通手段は「秋の乗り放題パス」という、青春18きっぷの秋バージョンみたいなものに決めていたのですが、さすがに日帰りは無理。帰りを新幹線にしても試合終了まで観ることができなさそう。
(土日ならデーゲームなのでギリギリ日帰りも出来そうだったのですが、土日はチケットも速攻で売り切れると踏んではなから取りに行かなかった)

すると、宿泊が必要となる訳ですが、どうしよう?一人旅だし値段高いのもったいないな…となり、そこで「ゲストハウス」が選択肢に出てきたのです。


本当は個室が良かったんだけど埋まっていて、しゃーない、人生初のドミトリー!!(要は一部屋にベッドがたくさんあって、知らない人同士が同じ部屋に泊まるやつね。)

まあロッカーとかもないところでかなり(荷物の盗難に関して)ドキドキしましたが、その代わり宿泊代は2,000円台前半に抑えることができました。


でも、お値段が安いのも素敵なんだけど、これが宿泊が楽しかったのね。

何が楽しいかって、普通のホテルってあんま初対面の人どうしで話さないじゃない。

でも、ゲストハウスはいろいろと会話が出来て、宿の人からは現地の人ならではのいろんな情報も聞けて、オーナーさんやヘルパーさん(宿の経営を住み込みなどで手伝ってる人)の人となりも分かって、いや、なんだろ、旅の醍醐味ってやっぱ人との出会いちゃうのと(ベイスターズ観戦中にお話した人も含めて)めっちゃ思ったのね。

だから、値段を抑えたいのもあるけど、同じくらいの値段で特徴の無いビジネスホテルみたいなのに泊まるくらいなら、今回もゲストハウスのほうが面白いかなって。
(ドミトリーに泊まるならともかく、個室に宿泊する場合は実はそんなに安くならない宿も多い)







伊勢ゲストハウス紬舎のようす。


さて、「伊勢ゲストハウス紬舎」は「河崎」という少しレトロな街並みのなかにあるのですが、


場所は分かりにくい…。


そもそもかなりほそーい路地を入った先にあるのですが、まあ一応看板もある。曲がる直前のところに。


紬舎看板


おーい、可読性!!


この看板(?)自体かなり小さめな上に、これかなり頑張らないと文字が目に入らない…。


そして細い路地に入ると、


紬舎看板

こういう看板があり、門をくぐるとほらそこに


紬舎入り口


わお。


なんとなく、古民家リノベーション系だと思ってたんだけど、リノベーションっていうか古民家そのものだな…なんかこう、おばあちゃんち?


玄関はいったとこ

紬舎玄関


んでスタッフさんに説明を受け(この方を最初オーナーさんなのかと思ったけど、後から聞くとスタッフさんだったようで。)、予約していた個室(6畳和室、宿泊代金2人で税込6,800円)へ。


紬舎個室


おおお…。


ここなんだけど、率直な感想を言うと、リノベーションされてるという感覚で泊まりに来たけど、ぱっと見て受ける感じは「リノベーションされてない」。

オーナーさんが自らコツコツとセルフリノベーションされたらしい建物は、確かに可愛い壁紙やらいろいろ貼られているんだけど、細部がけっこうまんま「古民家」。立て付けの悪さとかそのまんまです。

まあこれは、しばらく居ると余り気にならなくなって、「これも味のうちかな〜」なんて思ったりもするのですが、


強めの風が吹いたら窓ガラスがガタガタ言う〜!これおばあちゃんちのやつ!おばあちゃんちのやつ!!


この日はまだマシだったけど、台風の日とかだと窓ガラスの音がうるさくて寝付き辛いんじゃないかな…。

あと古民家の造りなので、この日も夜ちょっと寒かったけど、冬場に宿泊するとかなり、隙間風で寒いんじゃないかな…。(エアコンはついているので暖房は付けられますが)







宿泊時の流れと感想。


さて、近所のお店で早めのご飯を食べた後(次の記事で書きます)、お風呂は近所に銭湯がありそこもおすすめということだったんだけど、なんだか面倒くさくなって宿内でのシャワーで済ませることにします。

シャワーは無料。で、シャンプー等も使えます。
バスタオルは持ち歩くのが面倒なので、一枚100円でお借りします。

水圧は強め。シャワーの床は…コンクリート?これスリッパ履くの?履かないの??


まあさっぱりしたところで、共用のリビングへ。

スタッフさんらしき方がずっとお喋りしていて、私はしばらく漫画(漫画大量にある、しかも結構私の好みと近い)を読んでいたのですが、でもせっかくの旅だし、やっぱ話したいな〜と思ってスタッフさんに話に加えてもらった。


これがちょー楽しくて!!


スタッフさん、1人が韓国の方、もう1人が台湾の方でお二人ともワーキングホリデーを利用して日本に来られているとのことでしたが、いや、普通にお二人とも日本語上手い。

特に韓国の方、多少イントネーションに違和感はあるものの、細かいニュアンスまで完全に表現も理解も出来ていて、日本人と話してるレベルの日本語力。素晴らしい。

旅の話や漫画の話、食べ物の話など、国籍が違うなんて忘れるくらい面白かった。女子会みたいだった。(私だけ年齢が明らかに上だと思うが…(^^;))



そして結構長いことおしゃべりさせてもらってから就寝。

何せ防音性はほとんどないので、トランプでもしてそうな声や、大きないびきなどはしばらく響いてきましたが、私は一応寝れたかな。旦那は少し寝付き辛かったらしい。風が吹くと窓がガタガタ言うしねえ…。今住んでる家の防音性の素晴らしさを改めて感じた。


そして翌日は、リビングであらかじめ買っておいた食べ物を食べ、宿を後にしました。


ミルククリームフランスパン

「PLATINI」という宿の近くのパン屋。おそらくハード系が美味しいのかなと思うお店。ミルククリームフランス、美味しいのだが実は私も旦那も固いパンは苦手。結構固い。美味しいんだけど…。







宿についてまとめ。



人生でゲストハウスは2件目ですが、思ったところをまとめておきます。

・宿は味があると言えばある。

築100年超えらしい古民家をセルフリノベーションしており、造りは完全に古いままですが、オーナーさんがちょこちょこ、可愛く改造してくれています。センスもなかなか良い感じです。最初は驚きましたが、慣れたらこれはこれでアリかな、と思う雰囲気。ただ、しっかりした建物、防音性などを重視する方には向かないと思う。あくまで「セルフリノベーション」。

・キッチンはそんなに綺麗ではなかった…。

最初は余裕があれば料理しても良いかなと思ったんだけど、キッチンはそんなに綺麗ではなかった…。まあ共用部分だし仕方ないのかもしれませんが、あともしかすると私たちは割合綺麗好きなのかもしれない。びっくりするほど汚い訳でもないのですが。ちなみにキッチン以外の部分については特に清潔感に問題は感じませんでした。

・共用リビングは落ち着く雰囲気。

主に食事を取ったりくつろいだりするであろうリビングは、インテリア的になかなか良い雰囲気でした。ギターもあるけど、漫画が結構たくさんあります。しかも古い漫画でなく割合新しいものが結構ある。そしてまあまあ私の好みの本が多い。(私が読んだのは気になってた「凪のお暇」、あとは「四月は君の嘘」とか西炯子先生の本とか「進撃の巨人」とかまあいろいろある)

・個室には南京錠があります。

だから一応鍵もかかるので一応安心して寝られます。

・宿を出る時にはスタッフさんがいないタイプ。

これは好みの問題だけど、朝も誰か居てくれる方が安心感がある。少なくとも私達が宿を出た8:20頃には誰も居なかった。鍵はどういう風になってるんだろう??早起きの人がいたら開けっ放し?そもそもかかってないとか?


オーナーさんにはお会いできていないので、どのような方だか分からなかったのが心残りかな…。オーナーさんがいるとまた雰囲気とかも違うでしょうしねえ。


まあ感想としては、面白いかと言えば面白かったです。やはり通り一遍の宿とは違い、ものすごくオーナーさんの個性が出てるし、古民家に泊まることは普段ないので面白かった。

でも今回で古民家は満喫したので、次回は古民家系以外のお宿がいいかな??



ではでは、お宿の話は終わりまして、次回は少し遡って、宿の近くで頂いた夕食の話に参ります。

次回更新をお待ち下さい。


次の記事:『近鉄週末フリーパス伊勢志摩名古屋旅』その5:伊勢市河崎にある予約必須の人気居酒屋「虎丸」さんでディナー。